活動日誌−活動日誌

【11.07.11】市民病院評価委員会開催される

『手前みそ』の評価で真評価か?


 地方独立行政法人桑名市民病院の評価委員会が、6月27日、7月4日、7月11日と3回続いて開催されました。

 病院側から評価点を示し、評価委員の方からは項目ごと確認していきますが、
「まあ、こんなものでしょうか」「ここはこのようにしたほうがよい」と病院側の評価の甘さも指摘される中、評価点が確認されていきました。
 当局・事務局側として病院関係者の出席がありましたが、3回目のまとめには出席していませんでした。2回目で主な項目をクリアしたからということですが、前回の評価点について保留した項目もあり、最終まとめの確認ということからするとこんなものなのかと思わざるを得ない感想をもちました。
 委員からも、評価内容について疑問視する声もあり内容については検討すべという意見がありました。
 職員給与は働き方によって給与の出方が異なるということでした。桑名市の直営から離れて効果的だという中身は、公務員給与表に準じることなく、働き方に見合って給与を出すというものです。医療サービスを市民に提供し、そこで働く職員にとって労働者の権利を保持して実施されなくてはなりません。まさに成果主義の導入と労働者の権利を奪いワーキングプアです。
 独法化が提案された時に「このやり方は成果主義のやり方ではないか」と指摘・批判しましたところ、当時、病院長は「成果主義と言われたらそうかもしれない」と答えました。医療サービス向上をいかに図り、市民に信頼せれる医療提供についての観点はどうなっているのでしょうか。私どもには、市民病院での診療のあり方、病院スタッフの対応でいかがなものかという指摘・ご相談がいくつかあります。地域医療の充実とは何なのでしょうか。

 医療法人山本病院の小児科医が減員となり、入院、救急体制が取れないということで協力病院の協力体制のもと医療進めるとありますが、桑名市民病院は入っていません。協力体制にも入っていない病院が今後再編統合できる基盤があるのかいささか疑問です。今後再編統合する名のもとで桑名市市民病院は山本総合病院を買い取るのです。財政負担は大きく市民に負担が大きくのしかかります。
 地域医療の充実を強調されていますが、桑名市において地域医療をいかに充実していくことは、このような再編統合で進められるとは思えません。

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